PRODUCT製品紹介:Fusion 360 コラム記事

Fusion360の特徴と使い方 従来製品との違いや企業での利用方法は?

2020年06月09日(火) 更新

3次元CADソフトを使ってみたいと思った方、または3次元CADソフトを使ったことがある、もしくは今使っているという方はきっとFusion360というソフトを聞いたことがあるのではないでしょうか。名前はよく聞くけど、実際に使いやすいソフトなの?CAD/CAMソフトなんて使ったことないけど、自分でも習得できるの?そもそもFusion360ってCAD機能だけのソフトなの?と思われる方もいらっしゃると思います。
ここではそのような疑問を解決できるよう、簡単にですが、Fusion360の使い方についてご紹介していきます。

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Fusion360の基礎知識

まず、Fusion360の使い方をご紹介する前に、Fusion360とはいったいどのような特徴のあるソフトなのでしょうか。

製造業を支援するソフトには、CADソフトやCAMソフトなど様々なジャンルがありますが、CAD/CAM/CAEを統合した、「設計者、エンジニア、機械オペレーター向けのプロフェショナルツール」、それがFusion360です。

Fusion360とは

Fusion360は、AutoCAD等世界的に使用されているCADソフトのメーカーであるAutodesk社が開発しているCAD/CAM/CAEを統合したソフトウェアです。
前述のAutoCADを始め、広く使用されているCADソフトにはいろいろなものがあります。CADとはComputer Aided Designの頭文字をとったもので、コンピュータを使って設計等のデザインをするソフトを指しますが、CADには大きく分けて、平面上でデザインを行う2次元CADと、立体的にモデルをデザインする3次元CADの2種類があります。
このうちFusion360は後者の立体デザインを行う3次元CADの機能を持っており、部品等の形状設計に使用できるだけでなく、CAM機能やCAE機能、CG機能、3Dプリンター用データ作成機能も持ち併せている、守備範囲がとても広いという特徴を持った高機能ソフトなのです。

一般的にはCAM機能にはCAMソフトを使用、CAE機能にはCAEソフトを使用、というように、それらの機能はそれ一つで単体のソフトウェアとして販売されていることが多いため、目的に応じてそれぞれソフトを購入しなければなりません。しかし、Fusion360はそれらの機能を全てカバーしていますので、このソフト一つでOKなのです。
しかもサブスクリプション契約形式を採用しており、年間¥56,000という大変お手頃な価格から使用することができます。
またFusion360はクラウドベースなので、インターネットに接続できる環境があれば、ソフトウェアの更新やファイル共有をどこからでも行うことができますし、かつどこからでもアクセスしてソフトを使用することも可能です。

Fusion360の特徴

Fusion360の画面周りは、Microsoft社のワードやエクセルのような、リボンメニューというユーザーインターフェースを採用していますので、初めてCADソフトに触れる方でもわかりやすく、直感的に操作を進め易い構成になっています。また多彩なコマンド・たくさんの機能が用意されているので、初心者の方だけでなく、3次元CADソフトの扱いに慣れた方でも、十分に期待に応えられるようになっています。

Fusion360はパラメトリックモデリングを採用している為、モデルの作成履歴が残るので、もし仮に後工程で設計変更や仕様変更などがあった際でも簡単に編集・修正できます。アセンブリにも対応しており、モデルから各パーツに分けるトップダウンアセンブリと、あらかじめ分けて設計した各パーツをまとめてモデルを作成するボトムアップアセンブリのどちらも可能です。さらに、解析機能で応力や変位を計算することや、実際に製品になった時の外観イメージがしやすいレンダリング機能も備えています。このように、安価でありながらも充実した機能を持つソフト、それがFusion360なのです。

Fusion360の使い方

では、実際にFusion360でモデリングをする際の手順をご紹介します。

まずはFusion360をパソコンにインストールしましょう。インストールもインターネットから簡単に行うことができます。

スタート方法

お使いになるパソコンのインターネットブラウザから、ダウンロードページ(https://www.autodesk.co.jp/products/Fusion360/overview)へ進み、ソフトをダウンロードおよびインストールします。ダウンロードの際にはオートデスクアカウントへのサインインが必要ですので、アカウントをお持ちで無い方はあらかじめ作成してください。アカウントをお持ちの方はIDとパスワードを入力し、サインインしてください。「非商用目的」「商用目的」「教育目的」など、お使いになる目的(後述します)に応じてボタンを押し、ダウンロードをしてください。ダウンロード後、インストールが終了しましたら、アイコンのダブルクリックやEnterキーなどで起動します。

基本画面

∟アプリケーションバー

画面左上部に配置されています。新規作成や保存、開く、操作の取り消し・やり直しなどのファイル操作関連コマンドがあります。

∟ツールバー

アプリケーションバーの下に配置されています。一番左のボタン(作業スペースボタン)で、使用したいメニューを選択すると、それに従って使用するコマンドが切り替わります。

∟ビューキューブ

画面右上に配置されています。上面表示やアイソメ表示など、モデルが表示されている向きを切り替える際などに使用します。

∟ブラウザ

画面左側に配置されています。作業中のファイルの中にはどのような要素が含まれているか、ツリー表示します。

∟タイムライン

画面左下部に表示されます。こちらに作成履歴が残りますので、仕様変更や寸法の変更等に対しても容易に編集することができます。

∟ナビゲーションバー

画面下部に配置されています。回転や正面表示、拡大など画面表示に関わる項目が配置されています。

∟表示設定

画面表示に関わる設定ができます。

作業スペース

画面左上部に配置されています。作業スペースには、デザイン、ジェネレーティブデザイン、レンダリング、アニメーション、シミュレーション、製造、図面の7種類が用意されています。
例えば「デザイン」画面に切り替えると、作成や修正、アセンブリなどのコマンドが配置されたツールバーに切り替わります。「製造」に切り替えるとセットアップ、アクション、管理などのコマンドが配置されたツールバーに切り替わります。このように、常に画面上に全てのアイコンが表示されているソフトと違って、使い慣れていない方でも間違ったボタンを押してしまうことを回避することができるようになっています。

プロジェクトとコンポーネントの作成

Fusionではクラウド上に「プロジェクト」で管理します。「プロジェクト」とは「フォルダ」のようなものだと思ってください。その「プロジェクト」内に「コンポーネント」というファイルで管理します。
それではFusion360のモデリング操作方法を、チュートリアル方式でご紹介します。今回は幅100mm×奥行80mm×厚さ20mmの直方体を作成します。

1. まずアプリケーションバーの「ファイル」にある「新規デザイン」を選び、作業スペースを「デザイン」にします。

2. ツールバーで「スケッチ」を選び、図形を描く平面を指定します。今回はXY平面を選びます。

3. 「作成」の中の「2点指定の長方形」を選択します。

4. 1点目をクリックすると寸法が入れられるようになりますので、100と入力してtabキーを押してください。もう一辺の寸法入力欄に80と入力、Enterキーを押すと、100mm×80mmの長方形が作成されます。

5. 「スケッチを終了」を押し、「作成」の中の「押し出し」を選びます。
押し出す平面(今回はXY平面)をクリックし、距離の欄に20を入力、Enterキーを押しますと、幅100mm×奥行80mm×厚さ20mmの直方体が出来上がります。

Fusion360を企業で利用するには

Fusion360は「非商用目的」「商用目的」「教育目的」というように、お使いになる目的によって、ライセンスが異なりますので、目的に合ったものをお選びください。

「非商用目的」および「教育目的」には、学生や教育機関および個人のユーザー様が趣味で使用する場合などが該当します。この場合、実質無料で使用することができます。
「商用目的」には、法人等が営利目的で使用する場合が該当します。この場合、サブスクリプション契約で年間¥56,000という安価で使用することができ、さらにクラウドクレジットを使用することで、必要な機能を必要な期間だけ後で追加することもできます。

30日間なら体験版の利用が可能

「商用目的で検討をしているけれども、実際に使用できるか不安だから、購入する前に試してみたい」という場合には30日間の体験版を使うことも可能です。その他「スタートアップ企業」という条件に該当する場合には1年間無料など、貴社の体系によって変わることもございますので、詳しくは下記へお問い合わせください。

体験版をご希望に際には、弊社WEBサイトhttps://www.fact-cam.co.jp/download/demo/form.htmlからご依頼ください。
オートデスクアカウントの作成から体験版ダウンロードのご案内まで行わさせていただきます。

お問い合わせはこちら

TEL:045-316-4331 

フアクトならケアサービスも提供

CADソフトもCAMソフトも、実務として使用するには疑問点が出ることは間違いなくあるでしょう。どのように操作したらこの形状ができるのか、この機能はどんな機能でどんな時に役に立つのか。そのような時フアクトなら充実のサポート内容で、お客様の「困った、質問したい」に対応します。

フアクトでご契約いただいたお客様には、以下のサポートサービス(フアクトケア)を提供いたします。

・電話やFAX、メール、リモートによるテクニカルサポート
・NCデータ編集設定アドバイス
・有料講習(オンサイト)の10%割引提供(※遠方の場合、別途交通費がかかります)
・有償修理時の基本料金が無償
・工場自働化に関するシステム構築や、ネットワーク構築のコンサルティング
・モデリングサービスの10%割引提供
・ハードウェア故障時に代替機を貸出

リモートサポートは特に好評です。電話などでは難しい複雑な形状の説明も、同じ画面を共有できるリモートサポートでストレスなく疑問点が解決できます。
さらに充実したサポート内容の「フアクトケア プレミアムサービス」や「フアクトケアプラス」もご用意しておりますので是非ご相談ください。

推奨動作環境

オペレーティングシステム:
Apple® macOS™ Catalina 10.15、Mojave v10.14、High Sierra v10.13 (Apple セキュリティ アップデートの詳細)
Microsoft® Windows® 8.1 (64 ビット) (2023 年 1 月まで)
Microsoft Windows Windows 10 (64 ビット) 半期リリース チャネル

CPUの種類:
64 ビット プロセッサ(32 ビット版はサポートされていません)、4 コア、1.7 GHz Intel Core i3、AMD Ryzen 3 以上

メモリ:
4 GB の RAM (内蔵グラフィックス 6 GB 以上を推奨)

グラフィックスカード:
DX 11 以上をサポート
VRAM 1 GB 以上の専用 GPU
RAM 6 GB 以上の内蔵グラフィックス

ディスク空き容量:
3 GB のストレージ

画面解像度:
1366 x 768 (表示スケール 100% で 1920 x 1080 以上を強く推奨)

ポインティング デバイス:
HID 準拠マウスまたはトラックパッド、オプションで Wacom® タブレットおよび 3Dconnexion SpaceMouse® をサポート

インターネット:
ダウンロード速度 2.5 Mbps 以上、アップロード速度 500 Kbps 以上

依存関係:
.NET Framework 4.5、SSL 3.0、TLS 1.2 以降

複雑なモデリングと処理向けに推奨される仕様は下記のとおりです。
CPU の種類:3 GHz 以上、6 コア以上
メモリ:8 GB 以上の RAM
グラフィックス:VRAM 4GB 以上の専用 GPU、DirectX 12 をサポート

Fusion360の使い方をマスターして、業務効率化!

Fusion360の特徴や使い方について参考になりましたでしょうか?
Fusion360は初めてCADソフトに触れる方でも、他のCADソフトを長く使っている方でも、どちらのユーザー様もご満足いただけるソフトになっています。是非Fusion360の使い方をマスターして、貴社の業務に役立ててください。

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