1990年、アップル製PC「マッキントッシュ」版のCAMソフトウェアにて、マウス操作を取り入れたCAMの開発・普及に先駆的に携わる。以降、2次元から3次元CAMまで、多くのCAD/CAMソフトの開発および販売に携わり、金型加工や部品加工、多軸加工など、幅広い製造分野に精通。
ポストプロセッサ/加工シミュレーションに加え、切削加工現場のデータ通信システムにも精通。過去には職業訓練校の臨時特別講師を務め、現在も全国のCAMユーザーを技術支援・運用改善でサポート。
最終更新日:2025.11.12 / 公開日:2020.08.05
CAM(3D加工)
・2026年 1月15日(木) 10:30~12:00
CAD(スケッチ~モデル・図面作成)
・2026年 1月15日(木) 14:00~15:30
CAM(割出5軸加工)
・2026年 1月28日(水) 10:30~12:00
CAM(2次元加工)
・2026年 1月28日(木) 14:00~15:30
詳細は下記よりご確認ください
Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能は非常に分かりやすく、直感的にモデルを動かしたり、視点を変えたりできるのが魅力です。また、分解機能を使えば、コンポーメントがバラバラになるアニメーションを簡単に作ることも可能です。なお、レンダリング機能とは異なる機能ですのでご注意ください。こちらではAutodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能について解説します。

Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能ではコンポーネント化したモデルの移動や視点(カメラ)の切り替え、自動・手動分解が行えます。ユーザーが位置やタイミングなどを細かく調整できるため、作り込み次第でハイクオリティなアニメーションも作成可能です。なお、作成したアニメーションの再生や停止はもちろん、書き出し(avi形式)も行えます。
実際に、Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能を使ってみましょう。以下では、もっとも基本的な操作方法について解説します。加えて、分解コマンドを用いたアニメーションについても解説します。
Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能を使うには、はじめにモデルをすべてコンポ--メントの状態にまとめておく必要があります。これはボディやスケッチ、作画オブジェクトなどをひとつのパーツとして定義する方法で、アセンブリのなかの機能です。なお、コンポーネントは入れ子構造で管理が可能です。親と子を指定できるので、分かりやすいように整理しておくとよいでしょう。
ここまでの準備が終わったら、Autodesk Fusion(Fusion360)をアニメーションモードに切り替えて、実際にアニメーションの作成に進みます。
Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能は、画面上のタイムラインを使って操作していきます。左から右へ時間の経過が表されており、上部の目盛り(キーフレーム)で秒数を管理します。
アニメーションを作成する際は、このタイムラインのキーフレームをはじめに設定します。分かりやすく言うのなら「何秒後の未来かを決める」ということです。
タイムラインでキーフレームの秒数を決めたなら、その時点でモデルがどこにあるのかを設定していきます。ここでは、トランスフォームカテゴリにある「コンポーネントを移動」をクリックしてモデルを動かします。
コンポーネントを移動して場所を定めたら、その状態が"収録"されます。なお、ビューキューブなどを使って視点操作をした場合も、その視点が収録されます。
コンポーネントの位置や視点などを収録したら、次に細かな調整を行います。各アニメーションはタイムライン上で管理が行えます。アニメーションの開始時間と終了時間をコンポーネントごとに設定し、目的の動作になるよう調整しましょう。
STEP3までが完了したら、次のアニメーションも設定しましょう。設定済みのキーフレームより後にタイムラインを移動し、STEP1から3までを再度繰り返します。
STEP4までで作ったアニメーションは、あくまでもAutodesk Fusion(Fusion360)上でしか見られません。これを誰でも見られる動画にするためには、アニメーションの書き出しが必要です。
まずはパブリッシュカテゴリのなかにある「ビデオをパブリッシュ」を選択します。このコマンドを実行することで、アニメーションをビデオとして書き出し保存ができます。以下はその設定項目です。
Autodesk Fusion(Fusion360)には分解コマンドが搭載されています。これはユーザー自身がコンポーネントの動きを設定するのではなく、Autodesk Fusion(Fusion360)が自動で分解のアニメーション設定を行ってくれるものです。なお、種類にはすべてをオートで設定できる自動分解と、分解の軸を設定できる手動分解があります。
自動分解はレベルの指定ができます。たとえばレベル1の場合は、コンポーネントに対して分解が適用されます。下層にあるサブコンポーネントは分解されません。つまり、すべてのパーツではなく、大まかなユニットごとの分解になります。
一方、自動分解のレベルを「すべてのレベル」に変更すると、下層にあるコンポーネントについても分解の対象になります。完全にパーツをバラバラにしたいのであれば、こちらを選択しましょう。
自動分解の場合、分解の起点をユーザーが自分で設定できません。そのため、物によっては思ったとおりのアニメーションにならないケースも多いと考えられます。この際に使いたいのが手動分解です。
手順は増えるものの、分解の起点や実際に分解するパーツをコンポーネントごとに設定できるので、アニメーションをより細かくコントロールできます。
Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能を使う場合は、以下の点に注意しましょう。
レンダリング機能とアニメーション機能はそれぞれ別の機能です。同じ"動き"を操作する機能ではあるものの、目的が異なるので使い分けが必要になります。
Autodesk Fusion(Fusion360)にはシーン設定があり、オリジナルの背景等をデザインに組み込めます。優れたレンダリング機能を持つAutodesk Fusion(Fusion360)ならではの機能と言えるでしょう。
しかしアニメーションモードの場合はシーンの表示が無効になります。背景を設定したい場合は画像を直接貼ったり、別にモデリングしたりしなくてはなりません。
また、シーン設定のときの静止画像レンダリングのように高画質なものは使用できません。あくまでもモデルとアニメーションが主役という認識で利用しましょう。
Autodesk Fusion(Fusion360)のアニメーション機能は、ほかのCADと比較しても非常にシンプルで使いやすいのが特徴です。しかし、モデル自体の作成やアセンブリ機能の使い方については、ある程度の知識が求められると言えるでしょう。
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