PRODUCT製品紹介
13.Xbuild
Xbuild画面
ポスト編集
CAMにとって一番大切なポストプロセッサについての内容となります。
FeatureCAMのポストプロセッサは公開しておりますので、どなたでも編集することが出来ます。ですが、ポストの構造は非常に複雑で、FeatureCAMの全体の機能が分からないと理解出来ない部分があります。
①Xbuildを起動
メニューバー>加工情報>ポストプロセスを開きます。
「編集」をクリックするとXbuildが起動します。
②ポストの編集画面
メニューバー>フォーマット>プログラム>プログラムスタートを開きます。
右図画プログラムの先頭部分のフォーマットになります。
<>で括られているのは「予約語」と呼びます。
予約語には「数値型」、「文字列型」、「論理型」、「システム型」の4種類があります。
ポスト予約語
例えば下記のような記述の場合、
{<MOTION>}G90G<FIXTURE>X<X-COORD>Y<Y-COORD>S<SPEED><SPINDLE><EOB>
<MOTION>G00、G01等の動作を出力
<FIXTURE>座標系IDを出力
<X-COORD>X座標を出力
<EOB>改行
{}モーダル表示
実際にNCデータ出力すると以下のようになります。
G90G54X47.856Y34.856S5200M03
論理型とシステム型
NCデータは、状況によって出力したい形式が変わります。その様な場合に応じた出力を行なうのが<IF>というシステム予約語です。
意味としては、『もし~(条件)だったら~~(形式1)、それ以外なら~~(形式2)』
「もし」が<IF>、「だったら」が<THEN>、「それ以外なら」<ELSE>というシステム予約を使用します。「条件」に値する判断材料として「論理型予約語」を用います。
作り方としては下記の様になります。
<IF>[条件]<THEN>
分岐A(条件が一致した場合)
<ELSE>
分岐B(条件と一致しなかった場合)
<ENDIF>
数値比較
[eq(A,B)]AとBが同一であるかどうか判断します。
[eq(<TOOL>,1)]
この場合、現在の工具番号と"1"を比較します。工具番号が条件通りだったら真になります。
文字列比較
[eq(<P1>,"")]
変数<P1>に何も文字が入力されていない場合は真となります。
文字列はダブルクォーテーションで比較します。数値の場合は必要ありません。