PRODUCT製品紹介
FeatureCAM Advanced Manual
03.フィーチャー
加工開始点でカーブを使用
「加工開始点」は、1つのフィーチャーに対して1つだけ設定できるようになっています。
しかし、複数の領域を1つのフィーチャーで定義した場合、使い辛い場合が出てくると思います。
この様な場合「カーブ」を用いる事で解決できます。
加工開始点を設定しない場合、左下図のようにフィーチャー同士の一番近い位置から開始します。
右下図は、カーブを設定した場合です。
では実際に流れを説明していきます。
右図の長穴形状に対して行ないます。
①図形データ作成
作図機能かで、加工の開始したい位置を直線で結びます。
今回の場合は、右図の丸で囲った箇所を直線で結んでいきます。
②カーブ作成
「開いたカーブ」で、先程作成した直線を1つのカーブで作成します。
③カーブ名称の確認
作成したカーブの名称を確認します。
名称の確認方法は"パーツビュー"や、カーブを選択した際のステータスバーを確認します。
※下図は、ステータスバーの表示です。
④プロパティの設定
「ポケット」フィーチャーを定義し、フィーチャーのプロパティを開きます。
"荒加工の"プランジ"タブ内、「加工開始点」項目内の右側の矢印ボタンで「カーブ」を選択し「適用」を押します。
加工パスの確認
設定後、シミュレーションで確認します。
「加工終了点」も同様に設定が可能です。
始点
カーブで設定できるのは「加工開始点」以外にも仕上げ加工の「始点」も設定できます。カーブは『フィーチャーの輪郭上』に作成する必要があります。
カーブ設定時の注意点
「加工開始点」などは、カーブの「折れ」を判断しています。
「折れ」が無い個所は判断が出来ませんので、下図のようにその場所だけ指定する事が出来ません。