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FeatureCAM Advanced Manual

03.フィーチャー

加工開始点でカーブを使用

「加工開始点」は、1つのフィーチャーに対して1つだけ設定できるようになっています。
しかし、複数の領域を1つのフィーチャーで定義した場合、使い辛い場合が出てくると思います。
この様な場合「カーブ」を用いる事で解決できます。
加工開始点を設定しない場合、左下図のようにフィーチャー同士の一番近い位置から開始します。
右下図は、カーブを設定した場合です。

adv029.jpg

では実際に流れを説明していきます。

右図の長穴形状に対して行ないます。

①図形データ作成

作図機能adv030.jpgadv031.jpgで、加工の開始したい位置を直線で結びます。
今回の場合は、右図の丸で囲った箇所を直線で結んでいきます。

adv032.jpg

②カーブ作成

adv034.jpg「開いたカーブ」で、先程作成した直線を1つのカーブで作成します。

adv033.jpg

③カーブ名称の確認

作成したカーブの名称を確認します。
名称の確認方法は"パーツビュー"や、カーブを選択した際のステータスバーを確認します。
※下図は、ステータスバーの表示です。

adv035.jpg

④プロパティの設定

「ポケット」フィーチャーを定義し、フィーチャーのプロパティを開きます。
"荒加工の"プランジ"タブ内、「加工開始点」項目内の右側の矢印ボタンで「カーブ」を選択し「適用」を押します。

adv036.jpg


加工パスの確認

設定後、シミュレーションで確認します。

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「加工終了点」も同様に設定が可能です。

始点

カーブで設定できるのは「加工開始点」以外にも仕上げ加工の「始点」も設定できます。カーブは『フィーチャーの輪郭上』に作成する必要があります。

adv037.jpg

カーブ設定時の注意点

「加工開始点」などは、カーブの「折れ」を判断しています。
「折れ」が無い個所は判断が出来ませんので、下図のようにその場所だけ指定する事が出来ません。

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