PRODUCT製品紹介
03.フィーチャー
パーツライブラリ
パーツライブラリは、良く使用する構成を登録する事が出来ます。
登録した形状を呼出すことで、どう形状もしくは似たような形状を一から作成する手間を省くことが出来ます。
多段孔の作成と登録
今回は「深座ぐり」で上段(2段まで)と下段に分けて定義します。
①上段の孔を定義
「フィーチャー」で"孔"を選び「次へ」を押します。
以下の内容を入力します。
穴タイプ:深座ぐり
ボーリング直径:16
ボーリング深さ:5
深さ:13
直径:12
そのまま」次へ」を押して、最後まで進んだら「終了」を押します。
「プロパティ」を開き、"ドリル"の工具を工具グループの"ツイストドリル"から"フラットエンドミル"に切替えます。
孔の「直径」と同じ径の工具を選択します。
シミュレーションで確認します。
一段目を固定サイクルで行ないたい場合は、"ボーリング直径"と同じ工具径を選択します。
これで「上段」が作成できました。
②下段の孔を定義
「上段」と同様に孔を作成します。
穴タイプ:深座ぐり
ボーリング直径:8
ボーリング深さ:8
深さ:20
直径:6
上段で深さ13mmまで加工が住んでいるので、Zに"-13"を設定します。
シミュレーションで確認します。
「下段」のスポットドリル加工で「上段」に干渉しているので、工具の種類を変更します。
「下段」のプロパティを開きます。
"スポットドリル"の「工具」タブを確認し、工具を変更します。
今回は"SD_M0400"を選びます。
③グループ化
2つの孔フィーチャーをグループフィーチャーにします。
「フィーチャー」内の「グループ」を選び「次へ」を押します。
2つの孔フィーチャーを選び「次へ」を押し、「終了」とします。
これで多段孔の設定は完了です。
④パーツライブラリに登録
作成した孔フィーチャーを登録します。
「作成」→「パーツライブラリー」を選びます。
③で「グループ」にした孔を選択します。
パーツライブラリ内の「選択を追加」ボタンを押します。
パーツライブラリー内に孔が登録されました。
登録された名称を変更します。
「名前を変更」ボタンを押し、名称を"ana"と入力してOKします。
これでグループの名称が変更されました。
「OK」でウィンドウを閉じます
⑤確認
④で行なった登録が出来ているか確認します。
「新規パーツドキュメント」で何もデータが無い状態にします。
「作成」→「パーツライブラリー」を開き、④で登録した"ana"を選択します。
「貼り付け」ボタンを押します。
"特殊貼り付け"には3パターンの方法があります。
・選択オブジェクトを現行セットアップに貼り付け
④で登録した位置に作成します。
・選択・・・オブジェクトの新規位置を選択
④で登録したフィーチャーを、位置を指定して作成します。
・選択フィーチャーの加工初期設定を他のフィーチャーにコピー
今回は2番目の状態で「次へ」を押します。
参照位置を指定します。
そのまま「次へ」を押します。
作成する位置を指定します。
今回は原点に作成するので「終了」を押します。
これで登録した孔加工を作成することが出来ました。
シミュレーションで確認します。
フィーチャーから作成
パーツライブラリーで登録したものは「フィーチャー」からも作成できます。
「フィーチャー」内の「ユーザー」を選び「次へ」を押します。
登録した"ana"があるので、選択して「次へ」を押します。
貼り付けの方法・参照する位置・作成する位置を指定して「終了」を押します。
この流れでも作成することが出来ます。