PRODUCT製品紹介:Fusion(Fusion360)コラム記事

Fusion(Fusion360)を使った穴開けの方法、使用するコマンドと流れを解説

最終更新日:2024.02.13 / 公開日:2020.06.19

Fusion(Fusion360)は、低価格でありながらCAD/ CAM / CAEで設計、製造、解析までのプロセスを単一プラットフォームで一元管理できる多くの機能を備えております。
CAD機能では、Fusion(Fusion360)の開発元であるAUTODESK社製AUTOCADの拡張子dwgさらにAUTOCAD互換の中間ファイルdxfがサポートされています。
3次元モデルデータの入出力では、中間ファイルの種類が多く、他のCADとの互換が容易です。
CAM機能は、2次元加工、穴あけ加工、3次元加工、旋削加工、4軸加工、5軸加工が可能です。 また、豊富なポストプロセッサにより世界で使用されている多くのCNC工作機械に合わせたNCデータが出力できます。
ツールバーから2D、3D、ドリルなどのフィーチャーを選択して工具、加工部分などを設定してシミュレーション機能でツールパスを確認しながら簡単にNCデータが作成できます。

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Fusion(Fusion360)を使った穴開けの方法と「穴」コマンドの特徴

操作性は、モード切替えでモデル作成から製造とモードに合ったツールバーの表示で直感的にコマンドを選ぶことができます。
わかり易いインターフェースとシンプルなメニューさらにコマンドの上にマウスを合わせるだけで解説がポップアップされるなど初心者の方でも簡単に操作できる仕組みができています。

直感的にコマンドを選んで表示される解説で簡単に作業を先に進める事が出来ます。
ポップアップには、解説とツールパスの画像が表示されます。

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Fusion(Fusion360)で穴を開ける方法

・穴を貫通させたい平面に、穴の形状をスケッチし、押し出す方法
・ドリルを選択し、工具や加工条件、穴を設定して穴開けする方法
・モデル傾斜面にある穴形状も工具の向きを指定して多軸を利用する穴あけする方法
・ドリルのパラメータで同じ直径を選択して一度に複数の穴あけをする方法
・「穴」のコマンドを使用する方法
穴の位置や大きさ、種類を指定できます。1つの穴だけでなく、一度に複数の穴を開けることもできます。

「穴」コマンドとは

・形状に穴を開けるためのコマンドです。
・「単純」「ざぐり」「皿面取り」とさまざまな穴のタイプがあり、簡単に変更できるため、穴開けに適しています。
・穴の深さ、直径、ドリル先端角度などを設定できます。
・スケッチ図形を参照して複数穴に穴タイプを設定できます。

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Fusion(Fusion360)の穴開けの具体的な流れ

スケッチ図形(dwg、dxfなど)からモデリングせずに穴あけ加工データの作成ができます。
モデルから穴の面をクリックして高さの違う穴あけ加工データの作成ができます。
さらに、「工具方向」の指定で傾斜面の穴あけデータの作成ができます。

1.ドリルのパラメータで「選択された点」「同じ直径を選択」で複数の同一穴加工データが作成できます。

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2.モデルからでは、ドリルのパラメータで「選択された面」「同じ直径を選択」で高さの違う複数の同一穴加工データが作成できます。

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3.傾斜面に穴あけデータの作成ができます。ドリルのパラメータで「工具方向」の指定で原点の向きを変えて4軸加工、5軸加工のNCデータの作成ができます。

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フアクトならFusion(Fusion360)の導入を全力サポート!

フアクトでは、Fusion(Fusion360)の導入にあたりソフトウェアの操作性及び導入後のサポートさらにご購入相談を営業が丁寧にご案内いたします。

Fusion(Fusion360)の動画をフアクトのホームページでご覧いただくことができます。さらに、訪問やリモートにてデモンストレーションを行っております。
ご質問にお答えしながら機能説明を行っていきますので操作性のご確認もして頂けると思います。

サブスクリプション契約の魅力

CAD/CAMに興味はあっても初期投資が高いため、導入することにハードルを感じることは少なくありません。サブスクリプションの場合、初期導入コストを抑えられて低価格で導入することができます。
初めてのCAD/CAM導入も気軽に始めやすく乗り換え時のハードルが低くなります。
常に最新バージョンが利用できます。
一般的なCAD/CAMシステムでは、購入後のバージョンアップ費用が毎年発生します。
サブスクリプションの¥88,000(税抜)/1年間の中にバージョンアップ費用が含まれているので常に最新の状態でFusion(Fusion360)を使用する事が出来ます。

導入後もフアクトケアサービスを提供

フアクトならFusion(Fusion360)導入後も徹底サポート
CAD/CAMの必要性は、十分に理解しているが5軸加工まで使いこなせるか不安ある方も
「フアクトケアplus」が図面作成からNCデータ作成までコールセンターにてテクニカルサポート致します。
さらに、工作機械に合ったNCデータの出力方法やデータ転送方法のご提案もできます。

「フアクトケアplus」には、特典が多数あります。
・フアクトならFusion(Fusion360)導入後、無料で集合講習に参加できます。
・電話、FAX、メールサポートは、もちろん遠隔操作よるテクニカルサポートにて丁寧に回答いたします。
・NCデータ転送ソフトによりパソコンと機械の送受信ができます。
・NCデータ変換ソフトによりワード、ブロックの挿入、置き換えができます。

Fusion(Fusion360)は、穴あけ加工も充実しています

3DCAD/CAM、及び5軸加工までできるCAD/CAMで穴あけ機能が充実しているソフトウェアは、多くはありません。
Fusion(Fusion360)なら2D加工、3D加工、4軸加工、5軸加工、旋盤加工など多くの機能を備え
加工フィーチャーから簡単操作でツールパスを作成できます。
上記の様に穴加工では「ドリル」のフィーチャーで、単一穴から複数の穴加工が作成できます。
また、上面だけでなく複数の加工面、傾斜面にも穴加工データを作成することが可能で工作機械の穴あけサイクル機能を利用した固定サイクルGコードを利用したNCデータを出力できます。

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