PRODUCT製品紹介:Fusion 360 コラム記事

Fusion360の「ねじ」コマンドの使い方 ボルトやナットが簡単に作れる!

2020年08月11日(火) 更新

Autodesk Fusion360には「ねじ」コマンドが搭載されており、円柱の面に合わせて簡単にねじが作成できます。詳細な設定やモデル化も可能なので、ビジュアルとしてねじを見せることも可能。また、3DCADらしく、アセンブリやジョイントにも対応しています。
こちらでは、Fusion360の「ねじ」コマンドとはどんなもので、どのように操作するのかを解説していきます。

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Fusion360の「ねじ」コマンドとは?

3DCADでねじを作成するのは手順が多く、初心者の方にとって難易度が高いとされてきました。しかし、Fusion360であれば、簡単・スピーディーにねじが作れます。以下から、Fusion360の「ねじ」コマンドの概要やできることをご紹介します。

「ねじ」コマンドの概要

円柱ジオメトリの円柱面にねじを追加するコマンドです。Fusion360に標準搭載されており、ねじの種類なども事前に登録されています。

作成方法は「作成」>「ねじ」をクリックするだけと非常にシンプル。かつ細かな設定やモデル化、アセンブリ・ジョイントも可能です。

Fusion360の「ねじ」コマンドでできること

Fusion360では、おねじ(雄ネジ:ボルトなどの外周に溝を刻んだねじ)とめねじ(雌ネジ:ナットなどの円柱の内側に溝を切っているねじ)の両方を作成できます。そのため、ねじ同士のアセンブリ・ジョイントも行えます。

詳細なねじの設定

コマンドパレットにはねじの詳細を設定できる項目が並んでいます

  • 全体の長さ:チェックで全ねじ、未チェックでねじにする範囲の指定ができます
  • オフセット:穴の開始位置からのオフセット距離を設定できます
  • 長さ:ねじ部の長さを設定できます
  • ねじのタイプ:ねじの種類(プロファイル)を設定できます
  • サイズ:ねじの径を設定できます
  • 表示記号:ピッチ等を設定できます
  • クラス:タップ制度の等級を設定できます
  • 方向:巻方向を設定します。右手と左手があります

ねじのモデル化

3DCADでねじを作成する場合、溝部分は簡略的な表示にするのが一般的です。これはデータの軽量化のためです。一方、ビジュアル的にねじを見せたい場合には、ねじをモデル化する必要があります。

Fusion360では、ねじのモデル化が行えます。完全な溝が表現できるほか、そのまま3Dプリントも可能です。

Fusion360の「ねじ」コマンドの使い方

ねじの作り方やモデリング、アセンブリなど、Fusion360の「ねじ」コマンドの具体的な操作方法について解説します。

ねじの作り方

Fusion360でのねじの作成は非常にシンプルです。以下はその手順です。

  • 1.「作成」→「円柱」または、スケッチで円を作成し、押出しでねじの基になる円筒を作成します。
  • 2.次に「作成」→「ねじ」をクリックします。
  • 3.円筒面を選択すると、ねじを表現した絵が描画されます。
  • 4.コマンドパレットで、ピッチなどねじの設定が完了したら、OKを押して作成を完了します。

モデル化

  • 1.「作成」→「円柱」または、スケッチで円を作成し、押出しでねじの基になる円筒を作成します。
  • 2.次に「作成」→「ねじ」をクリックします。
  • 3.円筒面を選択すると、ねじを表現した絵が描画されます。
  • 4.コマンドパレットで、ピッチなどねじの設定が完了したら、OKを押して作成を完了します。

アセンブリ

3DCAD上で複数の部品を組み合わせることをアセンブリと呼びます。ねじの場合だと、たとえばボルトとナットの組み合わせです。以下は、その具体的な手順例です。

  • 1.新規のデザインを作成し、名前を付けて保存します。
  • 2.モデル化された作成済みのボルトとナットをデザインパネルに表示させ、それぞれ右クリックで「現在のデザインに挿入」します。
  • 3.ボルトを基準に、ナットを移動して軸を合わせます。
  • 4.位置をキャプチャした後、アセンブリから一固定ジョイントを選択します。
  • 5.モーションのタイプを「円柱状」に設定します。
  • 6.ボルトとナットをコンポーネントで選択します。次に位置で、ナットの面取り面を指定します。旗マークが中心に表示されているかを確認してください。
  • 7.これでナットをドラッグすると、円筒中心に合わせてスライドするようになります。ただし、スライドするだけであって、ねじ山に合わせた動作をするわけではありません。これらを行う場合には、更に設定が必要となります。
  • 8.アセンブリ→モーションリンクを選びます。
  • 9.同じジョイントとリンクのチェックを入れます。
  • 10.距離にねじピッチ分の値を入れます。
  • 11.ナットを回転するようにドラッグすると、ナットが回りながら移動するようになります。
  • 12.干渉を検知した動きではありません。干渉まで確認する場合にはアセンブリ→すべての接触を有効にするを選んでください。

手厚いサポートでFusion360を使いこなす

Fusion360の「ねじ」コマンドは非常に直感的であり、誰でもすぐにモデル化を含めた操作が行えます。一方、アセンブリなどの複雑な操作になると、ある程度ソフトウェアについての理解を深めなくてはならず、手が止まってしまう場面もあるでしょう。

当社であれば、Fusion360のつまずきやすい操作等のサポートをご提供可能です。電話やメール、FAXを使ったリモートサポートで、Fusion360の機能をご活用いただけるようしっかりとお手伝いさせていだきます。
なお、NCデータの編集設定アドバイスやモデリングサービスの割引など、操作以外のサポートも充実。「ねじ」コマンド以外のお悩みについても、ぜひご相談ください。

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