1990年、アップル製PC「マッキントッシュ」版のCAMソフトウェアにて、マウス操作を取り入れたCAMの開発・普及に先駆的に携わる。以降、2次元から3次元CAMまで、多くのCAD/CAMソフトの開発および販売に携わり、金型加工や部品加工、多軸加工など、幅広い製造分野に精通。
ポストプロセッサ/加工シミュレーションに加え、切削加工現場のデータ通信システムにも精通。過去には職業訓練校の臨時特別講師を務め、現在も全国のCAMユーザーを技術支援・運用改善でサポート。
最終更新日:2026.07.13 / 公開日:2026.06.11

NCプログラムの作成方法には、手入力、工作機械の対話機能、CAD/CAMソフト、外部への作成依頼など、いくつかの選択肢があります。
最近では、クラウドやオンラインサービスを活用して、より手軽にNCデータ作成を進める方法も出てきています。
しかし、実際に検討する際には
「どの方法が自社に合っているのか」
「費用や料金はどのくらいかかるのか」
「CAMソフトを導入するほどではないが、効率化はしたい」
「初期費用や保守費用をできるだけ抑えたい」
といった悩みが出てくるのではないでしょうか。
この記事では、NCプログラム作成方法の違いと費用感を比較しながら、低価格で始めやすい新しい選択肢についてもご紹介します。
NCプログラムを作成する方法は、大きく分けると次の4つです。
・手入力でNCプログラムを作成する
・工作機械の対話機能を使う
・CAD/CAMソフトを使う
・オンライン・クラウド型のNCデータ作成サービスを使う
それぞれにメリット・デメリットがあり、加工内容や社内体制によって
向き不向きがあります。
シンプルな穴あけや2D形状の加工であれば、慣れた担当者が短時間で作成できることもあります。専用ソフトを使わないため、追加のソフト費用がかからない点もメリットです。
一方で、複雑な形状や加工工程が増えると、作成に時間がかかります。入力ミスや確認作業も発生しやすく、担当者の経験に大きく依存する方法です。
特定のベテラン担当者に頼っている場合、その人が不在のときに作業が止まってしまうリスクもあります。
工作機械に搭載されている対話機能を使えば、画面上で形状や加工条件を入力しながらNCプログラムを作成できます。
手入力よりも分かりやすく、機械上で作業できるため、現場担当者がそのままプログラム作成まで行いやすい方法です。
ただし、機械ごとに操作方法が異なる場合があり、複数メーカー・複数機種を使用している現場では、覚えることが増えてしまいます。
また、作成できる加工内容が機械の機能に依存するため、複雑な加工や形状によっては対応が難しいケースもあります。
CAD/CAMソフトを使うと、CADデータをもとに工具経路を作成し、NCプログラムを出力できます。
複雑な形状や3D加工、多工程の加工にも対応しやすく、加工条件や工具情報を管理しながら効率よくプログラムを作成できます。
一方で、CAMソフトには導入費用、ライセンス費用、PC費用、講習費用、保守費用などが発生します。 また、使いこなすまでには一定の習得期間が必要です。
毎日のようにNCプログラムを作成する現場や、複雑な加工を多く扱う現場では非常に有効ですが、たまにしか使わない場合や、専任者を置きにくい場合には、費用面・運用面で負担になることもあります。
最近では、ブラウザやWEB上でNCデータ作成を進められるオンライン・クラウド型のサービスも選択肢になってきています。
専用ソフトをインストールせずに利用できるため、初期費用を抑えやすく、データ共有やリモート確認もしやすい点が特長です。
外出先や別拠点からでもデータを確認しやすく、社内の担当者だけでなく、外部サポートと連携しながらNCデータ作成を進めることもできます。
本格的なCAD/CAMソフトを導入する前に、まずは低価格でNCデータ作成の効率化を試したい場合にも向いています。
NCプログラム作成の費用を比較するときは、ソフトの料金だけを見るのではなく、運用全体のコストを見ることが重要です。
たとえばCAMソフトを導入する場合、次のような費用が発生することがあります。
・ソフトのライセンス費用
・PCや周辺環境の費用
・講習・教育費用
・保守費用
・ポストプロセッサ作成費用
・社内での習得時間
一方で、手入力や対話機能の場合はソフト費用が少ない反面、作業時間や確認時間が長くなる場合があります。
つまり、単純な料金比較だけではなく、
「誰が作るのか」
「どのくらい時間がかかるのか」
「ミスや確認作業をどれだけ減らせるのか」
まで含めて考えることが大切です。
「CAMソフトを導入したいが、初期費用が気になる」
「保守費用をかけずに始めたい」
「まずは一部の作業だけ効率化したい」
このような場合は、いきなり本格的なCAD/CAM環境を整えるのではなく、オンライン型やサブスク型のサービスを検討する方法もあります。
必要な範囲から始められるサービスであれば、導入時の負担を抑えながら、NCデータ作成の効率化を進めることができます。
NCGOは、NCデータ作成をより手軽に進めるためのサービスです。
従来のように、高額なCAD/CAMソフトを導入し、専任者が時間をかけて操作を覚える方法だけでなく、必要なときに、必要な範囲からNCデータ作成を進められる点が特長です。
特に、次のような会社に向いています。
・CAMソフトの導入費用を抑えたい
・NCプログラム作成の時間を短縮したい
・専任のCAM担当者がいない
・手入力や対話機能だけでは負担が大きい
・まずは低価格で試してみたい
・NCプログラムの共有やリモートでの確認も活用したい
もちろん、複雑な加工や高度な工程設計が必要な場合には、本格的なCAD/CAMソフトが適しているケースもあります。
ただし、すべての現場が最初から高機能なCAMソフトを導入する必要があるとは限りません。
「今の作業を少しでも効率化したい」
「まずはNCデータ作成の負担を減らしたい」
「コストを抑えながら新しい方法を試したい」
という場合には、NCGOのようなサービスを選択肢に入れる価値があります。
NCプログラム作成には、手入力、対話機能、CAD/CAMソフト、オンライン型サービスなど、さまざまな方法があります。
どの方法が最適かは、加工内容、社内の人員体制、作成頻度、費用、今後の運用方針によって変わります。
重要なのは、単純に料金だけで比較するのではなく、作業時間、教育コスト、確認作業、担当者への負担まで含めて考えることです。
本格的なCAD/CAMソフトが必要な現場もあれば、まずは低価格でNCデータ作成を効率化したい現場もあります。
NCGOは、そうした現場に向けた新しい選択肢です。
NCプログラム作成の負担を減らしたい方、初期費用を抑えて始めたい方、CAM導入の前に別の方法も比較したい方は、ぜひ一度ご相談ください