1990年、アップル製PC「マッキントッシュ」版のCAMソフトウェアにて、マウス操作を取り入れたCAMの開発・普及に先駆的に携わる。以降、2次元から3次元CAMまで、多くのCAD/CAMソフトの開発および販売に携わり、金型加工や部品加工、多軸加工など、幅広い製造分野に精通。
ポストプロセッサ/加工シミュレーションに加え、切削加工現場のデータ通信システムにも精通。過去には職業訓練校の臨時特別講師を務め、現在も全国のCAMユーザーを技術支援・運用改善でサポート。
最終更新日:2025.04.28 / 公開日:2024.10.21
CADとはComputer-Aided Designの頭文字を取ったもので、製品の設計図面をデジタル化するためのツールです。CAMとはComputer-Aided Manufacturingの頭文字を取ったもので、製造プロセスを自動化するためのツールです。CAEとはComputer-Aided Engineeringの頭文字を取ったもので、シミュレーションによる製品の性能分析を行うためのツールのことです。
現代の製造業において、デジタルツールの活用は避けて通れないものとなっています。なかでも、CAD、CAM、CAEは特に重要な役割を果たしています。
しかしこれらのツールの違いや関係性、そしてどのように統合的に活用するかについては、まだ多くの企業が理解しきれていない部分も多いのではないでしょうか。
本記事では、CAD、CAM、CAEの基本的な概念とその違い、そしてこれらを効果的に活用するための方法について詳しく解説します。さらに、Autodesk Fusion を使用した具体的な統合的活用法もご紹介します。

CAD、CAM、CAEとは、それぞれ何でしょうか?改めて詳しくご紹介いたします。
CAD(Computer-Aided Design)は、製品の設計図面をデジタル化するためのツールです。CADを活用することで、手作業では困難な精密な設計が可能となり、製品開発の効率化を図れます。
CADを利活用する主なメリットは「効率化」「精度の向上」「データ管理」です。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
CAM(Computer-Aided Manufacturing)とは、製造プロセスを自動化するためのツールのことです。
設計データを基に機械の操作をプログラムし、製品の製造を自動化します。
CAMを利活用する主なメリットは「生産効率の向上」「品質の一貫性」「コスト削減」です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
CAE(Computer-Aided Engineering)は、シミュレーションによる製品の性能分析を行うためのツールです。設計段階での性能評価や改良点の検討を行います。
CAEを利活用する主なメリットは「性能評価」「コスト削減」「設計の最適化」です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ここでCAD、CAM、CAEの違いと関係性について、ご紹介いたします。
CAD、CAM、CAEはそれぞれ異なるフェーズで重要な役割を持っているツールです。改めて、それぞれの役割を簡単にお伝えします。
CAD、CAM、CAEは、設計から製造、性能評価までの一連のプロセスをサポートし、製品開発の効率化と精度向上に寄与します。
上でお伝えしたように、CAD、CAM、CAEは統合的に活用することで、製品開発の効率化と精度向上が期待できます。 統合的な活用を実現するための手段が「Autodesk Fusion」です。
Autodesk Fusionは、設計から製造、シミュレーションまでの全てのプロセスを一つのプラットフォームで統合的に管理できるオールインワンツールです。
Autodesk Fusion のCAD機能は、高精度な設計図面を作成できるだけでなく、クラウドベースのデータ管理により、設計データの共有やコラボレーションが容易です。
このため、チーム全体がリアルタイムで設計プロセスに参加でき、効率的なプロジェクト管理が可能です。
Autodesk Fusion のCAM機能は、設計データを基に製造工程をプログラムし、製品の製造を自動化します。このため、生産時間が短縮されるとともに、加工精度も向上します。
特に5軸加工に対応しており、複雑な形状の部品も高精度で製造することができます。
Autodesk Fusion のCAE機能は、設計段階でのシミュレーションと解析を可能にし、製品の性能を評価・改良することができます。このため、設計ミスを未然に防ぎ、製品の品質を高めることができます。
特に、製品が実際に使用される環境をシミュレーションすることで、リアルなデータに基づいた設計改善が行えます。
CAD(Computer-Aided Design)、CAM(Computer-Aided Manufacturing)、CAE(Computer-Aided Engineering)は、現代の製造業において重要なデジタルツールです。それぞれが異なる役割を担いながらも、統合的に活用することで効率的な製品設計から製造、性能分析までを実現できます。
Autodesk Fusion は、CAD、CAM、CAEを一体化した統合ソフトウェアであり、設計から製造、分析までをシームレスに行うことができます。たとえば、設計したモデルをそのままCAMに送り、最適な切削経路を自動生成したり、製造時の問題をCAEで事前にシミュレーションしておくことが可能です。
フアクトは、Autodesk Fusion の正規販売代理店です。
Autodesk Fusion をフアクトで申し込むことで、以下のような多くのメリットを享受いただけます。
以下で、特に注目すべき3つのメリットをご紹介します。
フアクトで提供されるAutodesk Fusion のライセンスは、4軸および5軸加工に対応しています。
このため、複雑な形状や曲面の加工が容易になり、製造業における高度なニーズに応えられます。特に、自動車や航空宇宙産業など、高精度な加工が求められる分野で、大きな効果を発揮するでしょう。
ポストプロセッサは、CAD/CAMソフトウェアで生成されたデータを工作機械が理解できる形式に変換するために重要です
フアクトでは専門スタッフによるポストプロセッサの作成支援提供しております。
ユーザー様が自分で行うよりも効率的かつ正確に設定を行え、加工精度の向上と作業時間の短縮が期待できます。
フアクトのサポートサービスでは、電話での即時問い合わせが可能です。
このため、問題が発生した際に迅速に対応でき、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
また、必要に応じて遠隔操作による直接サポートも提供しています。
複雑な問題や、設定の調整をリアルタイムでサポートスタッフと共有しながら解決することが可能です。
これらを利用することで、安心してソフトウェアを使用できるでしょう。
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