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Mコードの基礎知識と一覧表|使用する際の注意点とは?

最終更新日:2022.06.23 / 公開日:2020.07.27

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NC工作機械というのは、そのままで動かすことができません。プログラムコードであるNCデータを流し込むことで、自動的に機械を操作することができるのです。NCデータの中には、さまざまなコードが存在しており、その中にMコードというコードがあります。シンプルなコードでさまざまな指示を出すことができるものであり、知っておくことでNC工作機械を操作するのに役立つでしょう。ここでは、Mコードの基本的な知識について、詳しくご紹介します。

Mコードの基礎知識

ここでは、Mコードとはどのような役割をしているのかについて基本的なことをご紹介します。

Mコードとは?

Mコードというのは、NC工作機械を動かすために必要なNCプログラムを構成する要素の一つです。NCコードの中には、いくつかのコードがあり、その中でもMコードは、準備機能であるGコードの補助をする役割を有しています。工作機械を動かすためのコードというと、非常に複雑なものであるような印象を持ちますが、Mコード単体では非常にシンプルな構成です。

一般的には、アドレスであるMと2桁の数字形式で表すものが一般的。通常、NC工作機械を動かすためのデータ1ブロックにつき、1つのMコードを使ってNC工作機械に対して指令を送ることができるようになっているのです。そのため、どのブロックにも必ずMコードがあるともいえるでしょう。また、一般的に使用されるMコードだけではなく、設備によって機能が異なるMコードも存在するので、基本的には自身が有しているNC工作機械に対応したMコードを覚える必要があります。

Mコードで主にできること

Mコードでは、さまざまな指令を出すことができますが、主にできる指令としてスイッチのON・OFF機能があります。例えば、プログラムの停止指令やクーラントの吐出開始、吐出の停止指令などを出すことができるでしょう。なお、クーラントというのは、工作機械の熱を冷却するために用いられるものです。工作機械は、長時間作業を行うと、徐々に熱を持っていきます。

工具にとって、熱というのは天敵であり工具の劣化につながってしまうのです。さらに商品となる被加工物が歪んでしまう恐れもあるので、クーラントによって工具を冷やしながら作業を行います。その他にも、Mコードを使用することで、主軸を回転させたり、工具交換をさせたり、主軸の定位置固定など、さまざまな指令を出すことが可能です。

一般的に使用されるMコードの一覧

ここでは、一般的に使用されることの多い、Mコードについてご紹介します。実際にNCデータにあるMコードを見ながら確認すると、理解しやすいでしょう。

M00

機能:プログラムストップ
プログラムを中断させる。機械が一時停止する。

M01

機能:オプショナルストップ
オプショナルストップONの場合、プログラムを一時停止する。

M02

機能:プログラムエンド
プログラムを終了する。

M03

機能:主軸正転
主軸を時計回りに回転させる。

M04

機能:主軸逆転
主軸を反時計回りに回転させる。

M05

機能:主軸停止
主軸を停止させる。

M06

機能:工具交換
主軸についている工具と次工具を交換させる。

M08

機能: クーラントオン
切削油を出す。

M09

機能:クーラントオフ
切削油を停止させる。

M10

機能: クランプ
機械のスライドや、主軸、工作物、取り付け具などのクランプを指令する。

M11

機能: アンクランプ
機械のスライドや、主軸、工作物、取り付け具などのアンクランプを指令する。

M19

機能: 主軸定位置停止
主軸の回転方向を定められている位置で停止させる指令。

M30

機能: プログラムエンド
プログラムを終了する。

M98

機能:サブプログラム呼び出し
サブプログラムを呼び出し。

M99

機能:サブプログラムエンド
サブプログラムを終了し、メインプログラムに戻る。

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FACT
監修者
株式会社フアクト 技術部長

吉岡 秀次

1990年、アップル製PC「マッキントッシュ」版のCAMソフトウェアにて、マウス操作を取り入れたCAMの開発・普及に先駆的に携わる。以降、2次元から3次元CAMまで、多くのCAD/CAMソフトの開発および販売に携わり、金型加工や部品加工、多軸加工など、幅広い製造分野に精通。

ポストプロセッサ/加工シミュレーションに加え、切削加工現場のデータ通信システムにも精通。過去には職業訓練校の臨時特別講師を務め、現在も全国のCAMユーザーを技術支援・運用改善でサポート。

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