機械系CADの特徴とは?オペレーターの役割と扱うCADの種類

2019年07月30日(火) 更新

自動車や携帯電話などを開発する企業やメーカーでは、機械製図に特化した機械系(メカニカル)CADシステムを用いています。機械系のほかにも、ある分野に特化したソフトは存在していて、特徴やメリットはそれぞれに異なります。また、機械系CADオペレーターが扱うソフトもいくつか種類があるため、具体的な仕事内容について把握しづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。この記事では、機械系CADの特徴やオペレーターの仕事内容について詳しくご紹介します。

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CADとは

CADの特徴

CADとはPCで図面を作成するためのソフトウェアです。従来は手作業での設計がメインでしたが、現在は機械や工業製品、建築物、アパレルなど幅広い場面でCADが活用されています。CADには、主に3つの特徴があります。

1つ目は、製図が容易に行えることです。わかりやすい図面を作るためには、複数の種類の線を使い分けたり、線の太さを均一に保ったりしなければなりません。それを手書きで実現するには多くの手間と技術が必要になります。しかし、CADは使い方さえ理解すれば誰でも同じように図面を作成できるのです。

2つ目は、修正しやすいことです。手書きの設計図では、修正箇所だけをピンポイントに修正するのが難しいですが、CADではボタン一つで簡単に修正できます。

そして、3つ目は図面を管理しやすいことです。CADで作成した図面はデータとして保存できるため、必要に応じてすぐにコピーできます。また、修正を求められた場合も修正前と修正後のデータを両方残せるため、何かと便利です。

機械CADとは

CADにはいくつかの種類があり、その中の一つに機械CADというソフトが存在します。3D形状のモデリングが可能で、2Dよりもイメージしやすい設計が可能です。この機械CADは、機械設計に特化したソフトで、自動車や航空機などを製造するメーカーなどの開発現場で用いられています。

機械CADのほかには、建物や道路、橋などの設計に特化した建築・土木系CAD、電気設計に特化した電気系CADがあります。

機械系CADオペレーターの主な役割と仕事

機械系CADオペレーターの役割

機械系CADオペレーターの主な役割は、CADソフトを使って機械図面の作図を担当することです。具体的には自動車や家電、工作機械、携帯電話、精密機械などの図面を作ります。機械製品においては、完成品の設計図をもとに各部品を図面に起こし、必要に応じて修正を行いましょう。

こう見ると、完成品の図面を作った人が部品図面の作成まで行えばよいのですが、実際は製図をできる人手が不足しているため、部品図面まで作る余裕がありません。そのため、設計者やデザイナーの指示に基づいてCADオペレーターがその業務を担うのです。また、機械系CADオペレーターは3DCADを使うケースが増えています。

機械系CADオペレーターの仕事

機械系CADオペレーターの実務では3DCADを使い、3次元上で部品データを作成します。また、作った部品同士の組み立てや干渉のチェックも行います。これまでは、実物を組み立てる中で干渉を確認していましたが、3DCADではソフト上でチェック可能です。

その他の仕事として、3次元データを2次元の図面に変換することも求められます。3DCADを使えば、立体のイメージを自動的に2次元の図面に起こせるため、時間短縮につながるでしょう。

機械系CADオペレーターが扱うCADの種類

2次元CAD(2DCAD)

2DCADでは、線分や円弧を用いて平面図や立体図の製図を行います。3次元での表現が一般的になりつつありますが、紙の図面は供覧に優れており、いまだに広く利用されています。また、3Dソフトに比べると比較的容易に入力できるソフトが多く、2Dソフトは使いやすさが特徴的です。

ユーザー登録すれば、無料で利用できるソフトも提供されているため、未経験で知識やスキルに自信がない人でもおすすめのソフトです。

3次元CAD(3DCAD)

3DCADでは、直方体や球を用いて立体形状の製図を行います。どの角度からでも対象を確認できるように表示されるため、完成後のデザインをイメージしやすいことが特徴的です。3DCADは、2DCADよりも機能面で優れていますが、扱うデータ量も多いため、快適な操作には高スペックのパソコンが必要です。また、ソフトの価格も比較的高いため、導入コストがかかってしまいます。

専用CAD

専用CADとは、ある特定の分野に特化したCADを指します。例えば、建築系CADであれば窓や壁、屋根などを描く際に専用のコマンドが用意されており、視覚的に入力が可能です。また、土木系CADであれば、道路設計や土地開発などがスムーズに行えるようなソフトとなっています。

ほかにも、電気系CADであれば、配電盤や制御盤といったパーツをクリックするだけで簡単に配置することが可能です。このように、分野に合わせて専用CADを使うことで、作業時間を短縮し残業を減らせるため、コスト削減を期待できます。

汎用CAD

汎用CADは、多様な現場で使用することを想定として作られたCADです。高機能でありながら、使いやすいソフトが多く、無料で利用できるものも提供されています。また、2次元だけでなく3次元まで対応できる種類などさまざまですので、希望にあったソフトを見つけられるでしょう。

ただ、専門分野に特化したような機能は搭載されていないため、対象が明確な場合には専用CADを選ぶ方が効果的なケースもあります。

機械系CADの特徴を押さえて環境に合った種類を選ぼう

自動車や工作機械、携帯電話など、さまざまな機械製品を作るために機械CADは用いられています。また、ソフトに関しては3DCADを使用するケースが増えていますが、紙面による供覧性の高さもいまだ人気があるため、3Dと2Dどちらにも対応できるソフトがおすすめです。

ただ、3DCADは使用するパソコンにある程度のスペックが必要で、ソフト自体の価格も比較的高いため、導入にはコストがかかります。コスト削減のためにも、必要な機能を確認したうえで、自社の設備や環境に適したCADを選びましょう。

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