イイオカは1973年に新潟県加茂市にて設立。旋盤加工を中心の業務を行い「直径Φ500ｍｍまで対応」「12インチチャック搭載のCNC旋盤6台」「15インチチャック搭載ＣＮＣ旋盤2台」「豊富な刃物、様々な形状に成形された生爪の活用」「複合CNC旋盤の活用」「三次元測定機2台による品質保証」 等のこだわりをもった製造を行なっている。過去にもCAD/CAMを導入してきたが、実際に使おうとしたときにサポートが無く、また、サポートが十分でないことがあったため、従前のプログラム作成方法に戻すといった経験があった。株式会社フアクトの営業に「サポートへの自信と実際に1年使ってみて評価してほしい」と言われ、実際に1年使った上で導入を決めた。

FeatureCAM導入前は加工データ作成に送られてくるCADデータや3次元モデルなどがあっても使えなかったため、加工データの作成に時間がかかり、誤入力などのヒューマンエラーも発生しやすい状況にあった。 FeatureCAMの検討当初は先の複合旋盤や5軸加工機などの加工設備の導入を見据えて、先にCAMの勉強と思い、Premiumを検討したがStandardと大きく使い勝手が変わらないこと、導入コストが低いこともあり導入することにした。FeatureCAM導入後、まだ具体的な効果は見えていないが導入時の講習から「これなら使えそうという感触は感じている」と語ってくれた。

今後行なっていきたいことを聞いたところ「人材確保も難しい時代のため、多軸の加工機やCAMで補っていけるところは積極的に進めていきたい」と語ってくれた。